5月に入ったものの、肌寒く感じる昨日今日の天気にふと思い出す。
昨年の2月に新潟を旅行したのだが、その日は地元の方々も認めるほどの豪雪で、外出を控えたほうがよいと言われたにもかかわらず、観光だからと上越市にある「水族博物館うみがたり」をたずねてみた。
海沿いにある施設なので、館の外は雪と突風で吹き荒んでおり、バスから降りて建屋のなかへ入るのもひと苦労だった。
そんな悪天もあってか、来館者も少なく静かで、落ち着いてゆったりと館内を見れたのは僥倖だったが、そんななかでペンギンがいるブースだけがひと味違った。
まるで師走や正月のバーゲンセールに突入するおばちゃんたち?のように、ペンギンたちが走るわ、泳ぐわ、行進するわで、ところせましとブースのなかを怒涛のごとく駆けまわっていた。
そのさまを見て思わず笑ってしまったのだが、寒すぎて、居ても立っても居られずに、兎にも角にも動きまわっているのかと想像していると、なかの一匹と目が合った。
違う、……そうです。
上越市立水族博物館うみがたり(水族館ではなく水族博物館というのがミソ)。おすすめです。